通訳者Mのブログ

通訳と、人生と。

足元を見て歩かない

天下統一に手が届きそうだった織田信長の頭にあって、戦国時代最強の軍神上杉謙信になかったものは目標(一般方向)であり、そのための戦略だそうです。

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勝率はとにかく高かった上杉謙信も、一般方向、目標については関心なし。

ビスマルクもこの一般方向については常に意識していたようです。ドイツ帝国をどんな形の国にしたいのか、どんな地位をヨーロッパ大陸で占めたいのか、目の前の家臣の細々した緊急相談も処理しながら、遠くを見て考えたんでしょうね。

 

 

遠くに見えた目標から足元におとしこむ。

今必要だから実行する、ではないのです。今必要だから実行しているレベルのものでは遠くに行けません。今のちょっと先です。

 

遠くに見えたから、今この時に何が必要なのか初めて見えます。

 

 

 

通訳でも同じです。

明日、明後日の、毎日の仕事で上手く行く、つまり勝率を上げることも大事です。でもその連続だけでは全体として自分が進みたい方向にはなかなか進まない。

 

自分はどんな通訳者に最終的になりたいのか、どんな通訳を出来るようになっていたいのか、そうした遠い目標を確認するから、足元で何をしないといけないか分かる。今日明日のトレーニングで何が必要か分かる。

 

 

遠い先に気づいて足元を振り返ったら、意外とここまで来たんだ、といつか思うんだと思います。