通訳者Mのブログ

通訳と、人生と。

分かり合いたいのが人間だから

お誘いを受けて世界のお巡りさんコンサートに行ってきました。

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お巡りさんとは、そう警察です。

今年で24回目だそうですが、各国都市で開かれていて2019年は東京がホスト国。

ニューヨーク警察始め4カ国が参加でした。途中何度も感動して目頭が熱くなりました。

 

合同演奏で締めとなりましたが、想像してみて下さい世界の警察が1つのステージで演奏するのを。感動しませんか。警視庁音楽隊は1948年に創設されたそうです。日本敗戦のたった3年後です。一面焼け野原の東京からこうして連綿と続く小さな前を向いた取組が日本を支えてきたんだと思いました。

 

言語が分からなくても、音楽やリズム、聴こえる音楽に対する手拍子は万国共通。これがコミュニケーションだとニューヨーク警察隊長が話していました。会場見渡しても老若男女、どの国籍の人間もみな笑顔です。音楽ってパワーがあると思うのと同時に、言語で同じレベルの仕事がしたいと思いました。違う言語で話している気がしないコミュニケーションを支えたい、と。

 

 

そして警察官としてテロ対策ユニットや技術部隊に所属して各国で活躍している人達とは思えないくらい明るくおちゃめで、伝統的舞踊や民謡なども披露されて、様々な顔や文化が見られたコンサートでした。この世界はなんて広くて狭い素敵なところなんだろうと思いました。この世界は1つだと。みんな同じ人間で泣き笑いがあって愛する家族がいる。音楽に身体を揺らしたくなる。緊張もする。平日の仕事があって、真剣な瞬間が誰にでもあって。自分が生まれた国を皆持っている。 

 

 

通訳を介さないと何を言っているのか分からないのに、こんなに共有出来ることがある。バベルの塔はあったのかもしれませんね。以前はこの世界は1つだった。言語は1つだった。と言われても不思議ではない気がします。

だから通訳をしていて繋がったな、と感じる瞬間嬉しいのかもしれません。