通訳者Mのブログ

通訳と、人生と。

deliberate practice

ぼーっとしようという記事それに続く密度の濃い練習をを書きましたが少し誤解を招きやすい書き方をしたので、もう一度パフォーマンス向上について書きます。

 

 

端的に言うと、パフォーマンス向上にはdeliberate practiceとdeliberate restが必要。

 

 

deliberate practiceについてよく知りたい方はJames Clear氏のこちらのサイトを参照してください。James Clear

100万部ベストセラーとなった、Atomic Habits: An Easy and Proven Way to Build Good Habits and Break Bad Onesの著者です。

 

がむしゃらに長時間トレーニングをしても伸びるわけではありません。そこが前提です。

前回の記事タイトルのようにぼーっとする時間を作ればパフォーマンスがあがるわけではありません。つまり、基本的なトレーニングを日々行っていることが前提。ずっと続けていると、だんだん慣れてきますよね。繰り返される行動に関しては脳が自動的に出来るようにするシステムなためだそうです。だからその段階から、deliberate practiceが必要だ、ということです。

 

何を改善したいのかを意識し、

全体のパーツを崩して細かな部分のトレーニングを行い、

客観的な数値やフィードバックをもとに改善を図るのが、

deliberate practiceです。

 

従って同じアクティビティを繰り返すと慣れますが、スキルやパフォーマンスが向上するわけでは、やはりないようです。そのフィールドに長くいれば、どんどん優秀になるかというと、それはないんですよね。

 

Too often, we assume we are getting better simply because we are gaining experience. In reality, we are merely reinforcing our current habits-not improving them.   - https://jamesclear.com/

 

だからパフォーマンス向上を真剣に考えるパフォーマンスベースの職業人はdeliberate practiceをするわけです。

通訳も全く同じですよね。

 

上記を踏まえると、例えばただ同時通訳の練習をしても毎日やっても意味がないわけです。だってそれで仕事をしているのだから出来て当然です。その今のレベルで至らない部分を補強する練習、今できないことをする練習が必要になるということですよね。何分やったか、何回やったかは単純な数値なのでほぼ意味がありません。

すごく具体的な客観的なゴール設定が必要になります。

 

例えば、

一段落分のリプロダクションを聞き直すのは2回までを目標に、実際にどのくらい聞き直して行えたか記録をつける。

忘れてしまうのはどのあたりで、なぜなのか。単語か?速さか?

それによって、そこからまた必要な練習メニューも変わります。

 

外国人に聞いてもらって辛口フィードバックをもらうのもおすすめです。