通訳者Mのブログ

通訳と、人生と。

相手をよく調べる×言語力=通訳

通訳者は言語屋さんだと思われがちですが、それだけでは足りないと思うんですよね。

通訳者は共感する仕事かな、と最近やっと思うようになりました。

 

もちろん共感したところで言語を扱う能力が十分でなければ、共感したことを相手に伝えることはできないわけですが。 

 

そして共感するためには事前に勉強することが必要になります。

その勉強の中には、著名な方であればyoutubeを見る、本を出していれば読む、ブログを書いていれば読む、前もって話すことが出来ればこのプレゼン、スピーチへの思いを聞くことから、色々あるわけですよね。

仕事によっては外に情報を全く出していないジャンルのものもあります。そうしたものは関連するニュースやトレンド、本を読んで準備することが大事ですし、エージェントに初案件でなければ前回の資料を参考に頂いてもいいと思います。

 

今思えば、通訳学校だってそうして授業に行く前にたくさんの情報に触れることが出来たなあ、、と思うわけです。

 

国境なき医師団の団長が話すエボラが大流行している悲惨な状況を、ベッドが足りなかった日々を回顧している彼の話を、日本でぬくぬくとカフェラテ片手に通訳学校に来ている20代の女子が分かるわけがなかったと思います。先生に頂いた単語リストを調べているだけでは。それを通訳学校に行って、今日はどれくらい出来るだろうかというひたすら試す気持ちだけで行っても、そりゃ出来なくて当然でした。

 

 

相手が話している背景が最低分かるくらいまで調べて、そこで初めてその人のもつ語学力が効いてくるんだと思います。