通訳者Mのブログ

通訳と、人生と。

表現の増やし方

単語は単体で覚えようとしても覚えられません。

数字の羅列が覚えられないのと同じです。

人間、ストーリーがあると忘れにくいです。

 

長すぎない文章の中で単語を覚えるのが一番です。

 

 

 

 

put up with 我慢する

recession 不況

 

と単体で覚えようとしても、すぐに忘れます。

どうせ覚えるのなら、すぐに忘れにくく、自分が使うときに自然に使える形で覚えてしまうのが一番いいですよね。

 

put up with the tedious work  つまらない仕事に耐える

Britain was about to fall into recession 英国は不況に陥るところだった

 

長すぎず、適当な長さの文章を引用します。

自分で作った英文は背伸びできません。知っている範囲内で文章を作るので、新しい英語の思考パターンを作ることができません。

つまり、2つめで覚えたかったのはrecessionですが、自然に相性のいいんであろうfall intoを覚えることになります。すると同じ意味の文章が出てきた時に自然に口をついて出てくるようになります。

 

当時大学受験の時に教わった方法で、これで相当な単語を覚えさせられました。受験生のようにただ英語を見て意味が分かればいいのではなくて、通訳は英語から日本語にさっと、日本語から英語にさっと時間かけることなく変換して口からアウトプットしなければいけないので、不況recession 我慢するput up with と覚えたとしても、すぐに使えるかどうかは別問題です。

 

すぐに使えるかどうかは、覚えたときにどういう文脈で使えそうかを考えながら暗記したかどうかが結構大事です。

 

そして覚えたとしても、頭と口がいまいち英語の組み立て方に納得しきれていないとき時間をおいて寝かせないとなかなか使えるようになりません。比較級の表現や倒置、日本語からそのままの言葉の変換ではなくて、意味の変換をしないとたどり着かない表現など、です。そういう表現は分からないまま使っていると頭のエネルギーを通訳中に消耗するので元の音を聞き落とすこともあり得ます。確実に使えるようになってから使うことが肝要です。

 

時間をかけないと、単語を覚えたからといって自分の表現がすぐに豊かになるわけではないということですね。