通訳者Mのブログ

通訳と、人生と。

英語の理解2ー読むことは底上げの前提

英語の理解

英語力や通訳力は結局理解力と発信力のことだと思うと話をしました。

 

英語を理解する上で速いものになかなかついていけない人は、リーディングに偏っているかもしれない話をしました。

 

少し補足します。

 

読むことは非常に大切です。英語力や通訳力は読むことで養われ、豊かになります。

 

新聞や雑誌、洋書、何でもいいですが英語を身体に継続的に入れることで、自分の英語ネットワークが脳に定着し、新しく作り出され、拡大しつつ、緻密になっていきます。

 

読むということは、目で左から右に英語を理解するということです。そして読むということは、聴くよりもスピードが落ちます。ですから、読んでいて分からない単語や構文は耳から入っても同じく理解出来ません。

読んでいて時間がかかるものは、聴いていてもかろうじてつかめるかどうかというところです。それは、自分の理解キャパシティは読めるスピードに現れているからです。どんどん理解出来るのならば自然に読むスピードも難易度もあがります。

 

通訳者でいるということは、聴くレベルを選べません。いかなるレベルでも仕事にいったら理解出来なくてはいけません。耳で、です。

 

読む〉聴く です。

読む〈聴く にはなりません。

つまり読んで理解できるキャパシティを広げておくことが、耳からの理解を助けてやることにつながるわけです。

 

また読んでいる人とそうでない人はアウトプットに差が出ます。理解したレベルを、アウトプットのレベルは絶対に追い越すことは出来ないからです。

 

当然読むことで、知っていたはずの単語の2, 3 番目の意味を知ることにも、忘れていた構文の使い方にも出くわすことになります。新しい単語、忘れていた単語も文法の使い方も思い出します。

 

 

 

またそうした気づきは、ざっくり読むことだけでは得られないことも多くあります。理解するまで調べる過程で、初めて見えてくるのです。

 

多読も精読も、両方必要です。 

そして通訳で困らないために納得出来ないことがあったら調べることが必要です。

 

 

 

 

 

補足をしたかったのは、速い音について行けない人はリーディングに偏りすぎているかもしれないとはいえ、読むことは英語も通訳も上手くなるために大前提ということです。

そのうえで、ゆっくりペースで英字媒体を読むことを、速い音に合わせて自分の口や耳を鍛えることよりも多くやっている場合、反応が鈍くなる、ということです。

 

身体を使って通訳をしているので、慣れていないスピードに突然放り込まれても、身体が順応できないからです。

 

 

ランチタイムも読むことに使えます
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