通訳者Mのブログ

通訳と、人生と。

自分のことは本当によく分かってないのが、ヒト

どうしたら効率よく効果的に脳を使えるか、私たちの知らないところで脳はどう動いているのか知ることは、生きていく上で大きな後押しになります。

「わたし」が生きていると思っていても、脳が全てを司っているので脳を知るということは自分をよりよく知るということだからです。

 

何冊か脳に関する書籍を紹介してきました。

今回は『人が自分をだます理由:自己欺瞞の進化心理学』です。

人が自分をだます理由:自己欺瞞の進化心理学

読む前、読んだ後では、ヒトの言動に対する見方が変わるかもしれません。他人の言動、そして何より自分の言動、選択がなぜそのようなのかを「ヒトは人間である前に動物なんだな」という観点で考えられるようになります。

 

生存していくためにヒトは、自分が優れた種だと相手に教えたい動物です。根本はそこです。誰しも不可解だったり不愉快な言動をする人と一緒になることもあるかもしれません。が、そんなときも種として必死なんだろうくらいに思えば巻き込まれないで済むかもしれません。知るということは、自分の思考に幅を持たせることが出来るということです。

 

書くという行為も政治ももちろん、恋愛も、医療も、話すという行為、宗教などなど私たちがする全ての選択に脳の意図が働いています。私たち人間はその動きの全貌を知らずに生活している、つまり、自分をよく分からずに言動しているということです。このギャップがまさに、人間の知性が他の動物よりも発達した理由だそうです。

 

 

隠れた意図が見透かせるようになることが増えて何がメリット?と思う方もいるかもしれません。が、自分を含めた人間はどんな動物なのか、「知る」ということは悪いことではないと思います。知ることで、考える幅が広がるからです。

 

ヒトとしての自分を理解したい方はぜひ。