通訳者Mのブログ

通訳と、人生と。

真実を

 Factfulness: Ten Reasons We're Wrong About The World - And Why Things Are Better Than You Think

3百万人の幼児が5歳になる前に亡くなっている、と聞いたときに、そんなに!と簡単に信じてしまう私だけれど、それでは真実は捉えられませんよ、という本。

 

テレビや新聞、ブログや書籍で情報を大概私たちは受け取る。そのときにはすでにまっすぐ伝わってきていない事実は多い。人間は本来危険に対して敏感である本能が備わっているから、劇的な変化や、まさか!のニュース、そうしたものに目がいきがち。それがあるからこそ報道業界は繁栄しているのだけれど。

 

こちら側の先進国、あちら側の途上国、そういう棲み分けで今の世界は語れないのに、まだ先進国か途上国かの二つのカテゴリがあると思っている人は多い、と。世界経済フォーラムに出席するような方たちでさえ、そうなのだと知って驚きました。そんなことをいったら一般の国民はどれほど真実を分かってこの時代生きているのだろう、そう思いました。

それでいて政治家は本当に正しい政策が打ち出せているのか、と。この人たちが世界を良くも悪くも変えるからです。

 

実は世界は一般に考えられているよりも、うんと改善している!という一安心する書籍です。初等教育を受けている女児は全体の60%もいるのだと知って、本当に嬉しくなりました。