ダンスの足の運びも理屈があって、システムがある。
通訳もおなじ。
次に聞こえてくる英語、日本語が分かりにくくて分析や理解に多少時間がかかっても、苦労しても、アウトプットには支障がないようにする。そのためには、前の部分の終わり方から意識をしないと、上手くいかない。
引っぱって、つまり、元の言語を少し聞いてから訳出することが毎回になると、次の文でしくじったとき、苦労したとき、挽回しにくい。
そういう意味においては、基本同時通訳では聞いたら出来るだけ意味のまとまりで区切って完結させていく意識が鍵になる。それに、よりよいアウトプットに意識を注ぐことにエネルギーを使える。
基本のフォームは考えないでも出来るシステムを意識に組み込むと、脳に余裕が出来る。