通訳者Mのブログ

通訳と、人生と。

逐次も同時も、その場の理解が大事

逐次通訳もノートをとる時には、何を云わんとしているか分かっていないといけません。つまり聞いてすぐにパッと意味が分かる状態でないと、どんどん遅れてノートを取るのも大変になります。

 

同時通訳もそういった意味では同じで、聞こえてきた英語の意味、何を云わんとしているかがその瞬間掴めないと、どんどん次に聞こえてくる音声に遅れを取ることになるし、最悪、訳を考えている間に置いていかれたりします。

 

耳で聴いたものを通訳するので、「何を云わんとしているか」は2つ要素が絡みますよね。

1聴きとれるか

2理解できるか

 

この二つは別々に鍛えた方がいいかもしれません。

1は、単にリスニング力の問題で、スピーカーが100英語を話していたとします。速い、聴きとれない、などで通訳者の耳に85入ってきたとします。そのうち100%出せればいいですが、それも例えば85%訳せるとします。そうすると通訳を聞いている人の耳には70くらいしか入りません。

音が限りなく全部とれるというのは、自分も楽です。そのためにも様々な英語を聞いてシャドーイングをしていくことか、と。

 

2は、1向けの練習が慣れてきたら意味を分かりながらシャドーイングするとか、サイトラが効きます。耳に比べてゆっくりな目からの情報です。紙に書いてあるものをサイトラしていてその場で意味が取れなければ、耳でとれるわけがありません。

 

英字新聞や英字雑誌を理解できればいいか、と自分にok出したくなります。でも通訳は自分で拾った音で意味を作っていく仕事なので、なにか読みながら難しくても簡単でもサイトラをしていくことも大事です。