通訳者Mのブログ

通訳と、人生と。

縦だけでなくて横にも成長したい

通訳の仕事をすると否応なしに広く、浅く様々な情報を知り、それを違う言語で言い換えたらどうなるかを知るのだけれど

 

知っていることは多くなった気がするけども

蓋を開けてみたら表面をさらったくらいの知識しかないのですよ

 

ひとつひとつの仕事に向き合って勉強することで、仕事では救われるし、何度も同じお客様に足を運んでいるうちに見えてくる背景もあるし、知っているということは通訳をするうえで大事なファクターでもあります

語学力研鑽そっちのけで知っている知識で食いつないでいくのは楽だけれど(言語を勉強する必要に迫られないのはスピーカーが語っている内容が既に分かるから、言語脳をフルまで回転させなくてよい。なのに内容が分かってしまうから。が、それは悲しいことに自分がレベルアップしたわけではなくて。)先が下り坂なんだろうと思う。(レベルアップせずに維持するというのはほぼ下降でしょう?)

 

だけれども、知っているか聞いたことがあるか否かは馬鹿にしちゃいけないと思います。通訳をする上で崩れない足場になってくれる。ボルダリングで自らの足を支えてくれる頑強な崩れない石があるから、次の石を目指せる。

 

でも普段は色々な情報に触れて知ることに重きを置いているから、自分の頭でじっくり考えることが少なくなったと思うのですよ。深入りしなくても済むし、逆に深入りするほど時間がなかったりして。でもそうすると考えなくなるんですよね。

知ってる、知らない、の世界に今なっているなと。

それが間違っていると言いたいのではなくて。

でも考える人は山ほどいるのです。自分の脳みそ筋で考え出たアウトプットが成果物で仕事をしている人は山ほどいる。もちろんそういった方々の通訳をすることだって、ある。

そう考えたときに表面だけなめてその場解決の連続じゃあ、成長しないだろう、と思ったり。

 

人間の身長が伸びるのと同じで、縦にだけ伸びて私たちは成長しません。縦に伸びたと思ったら横にも少し肉がついて。と思ったらヒョロっとまた縦に伸びて、気づいたら17歳くらいになっているのです。

 

縦ばかり見てちゃ、いかんなと。