通訳者Mのブログ

通訳と、人生と。

そういえば逐次通訳。

そういえば、逐次通訳。

通訳学校で当てられて最長文章は思い出せる限り、3、4文だったと思います。

3,4文もしっかり訳せることが基本中の基本、という意味で3,4文だったんだと思います。

現場に出て3,4文でスピーカーが止まってくれることはあまりありません。

大勢の聴衆の前で話していれば、通訳を意識して止まってくれることもあります。(中には、スピーチの途中でハッと気づいて、「あれ、これ通訳するんだっけ?」と苦笑いして止まるスピーカーもいました) 

 

通訳者を手配くださったお客様がお客様をお呼びする場合(まあよくあることですが)、通訳者よりもお客様に気を使って「Go on sir, till the end」と言われることもありました。(えtill the endって??笑汗 状態です)

 

何が言いたいかというと、今「あり得ないよね」という長さも現場によっては、通訳しないといけない時が来ると思って、訓練しておいた方が身のためかもしれない、ということです。

もちろん止めなければ自分のリテンションが持たない、話の中身が難しすぎる、通訳が崩壊すると思う会議であったり、止められる状態であれば、止めて、しかるべき仕事をするべきです。

とは言いつつも、上記にほんの一例挙げたように、通訳者のちょっと待ってくれが通用しない日もあるのです本当に。

フォーマルな場ではあまり多くありませんが、会議体などではよくあるのです。

話している方はみなさんいい人ですが、話したいことがあるのです。

話したい事があって必死に伝えている時に「通訳者さんはこのくらいで切らないとまずいだろうか」と、全員が思うわけではないのです。

 

それでも持ちこたえて仕事をしてくるのが、きっとプロなんだろうと思うのです。

首の皮一枚でどうにかなった...となった日は余計、最悪に普段から備える大事さを身体の奥からシンシン感じるのです。