通訳者Mのブログ

通訳と、人生と。

日英逐次通訳の仕事から色々感じて

日英の逐次通訳は、どう訳したらいいかを考えるんではなくて、スピーカーの気持ちになるのが一番早い。自分が言いたいことを英語で伝えればいいから。

 

 

 

これを先に言って..この話はつながってたから関係詞で...とか、入れ子構造だからAがBを修飾して、なんて考えながら訳していると、訳しながら「そもそも自分が何言ってるのか分かってるの?」と本当になります。

 

その言いたいことを英語で伝えるのが大変なんだ、という声が聞こえそうだけれど、日本人である限り、日本人以外にはなれないので、このメソッドだったらスピーキング力つく、と信じたものを繰り返すしかないんですよね。

 

 

 

「こういうことを言いたい時にはこう言う」という構文をすぐに言えるようにするのも一つの手。自分でマネしたい構文を集めてきてもいいし、これだけ100文!みたいな本を選んで徹底的にやるのもいいと思う。大事なのは日本語を見た瞬間に英語に出来ること。瞬間的に出せなかったら、感覚的に使えるようになったとは言えないし、仕事で出せるわけがないんですよね。

 

 

それ以上に私が話す力ついたな、と思った練習はリプロダクション。

初めてやるなら1文聞いてそっくり繰り返す。

やるなら徹底してマネする。トーン、アクセント。

この人は何が言いたいのか、を理解しながら。このプロセスが大事で。

何が言いたいのか日本語で理解した上で自分は英語を話すので、今度自分がこういうこと言いたいなという時に適切な英語が出てきたりするわけです。

 

 

しばらくリプロダクションをやって慣れているなら、3文から5文まとまって聞いてメモをとって、メモを見ながら繰り返す。5文で物足りない人は1分、2分、やってもいいと思います。実際仕事をすると、3、4文で止まるスピーカーの方が稀です。そういう意味で、自分の出来るギリギリレベルを上げておくと、今後仕事で慌てずに済みます。これはスピーキング力も、リテンション力、理解力つきます。

 

 

 

やり方は分かっても、やっぱり続かないと、何事もモノにならないんですよね。私が通訳学校に通っている時は上記のことが宿題で、やらないとクラスで惨めな思いをするという強制力が働いていたのでありがたかったのですが、そういう環境にない場合、続かけるのが難しかったりします。

 

コツはクセがつくまでは頑張らないことです。

1分ぶんの音声をリプロダクション出来たらokにする。

パソコンにその日触ったら、何よりも先に1分リプロダクションやる。

お風呂から上がったら1分やる。

やる気はいりません。

1週間続けると続いた自分が自信になります。

習慣がついてきたらやる長さ、難易度をあげていけばいいと思います。

難しいことをやっても、効果あることをやっても、続かなければ意味がないですもんね。

 

こうしてまとまった文章でブログを書いていますが、これまで、そして今も、もっと泥臭くあーでもないこーでもない、どうしたらいいんだ、と悩みながら、勉強しています。出来ないことだらけです。出来ることもたくさん増えてきました。出来たらもっと、出来なくても、やり続けること。