通訳者Mのブログ

通訳と、人生と。

I'll do my best は間違っている. I'll do my jobが正しい.

アガるのは自分のこと、自分がどう見えるか、どう聞こえるか、どう思われるかを考えているから。

 

 

 

 

逐次通訳時のインプット。

相手が何を伝えようとしているかをつかむ、

つかんだものを自分なりにノートに、もしくは頭に落としていく

 

逐次通訳時のアウトプット。

伝わっているか聞いている人たちの反応を見ながら、

聞いている人たちがノートを取りやすく話す 

 

それぞれ2つのアクションを同時で行うのが逐次通訳。

全然、逐次、ではない。

何度もこのブログでは主張しているけど逐次通訳は、全然、逐次通訳ではない。

逐次通訳と言うのは、聴いている人から考えれば一文終わったその後に通訳が続くから逐次通訳というだけであって、通訳者目線で考えたら逐次通訳は複数のことを同時に行っている。 

 

もう少し正確に言うと、インプット段階では、同時に通訳が出来るほど理解プロセスを経ないと、伝わる逐次通訳は出来ないと思う。これは私自身の失敗も踏まえて。

そして、アウトプット段階においてもノートにかじりついて必死になって通訳しているようでは、いまいち伝わらない。

 

逐次通訳をするったって、一つのことに集中できない作業だってこと。

聞きます。

訳します。

と、一度に一つのことにべたーっと力を注いでしまっては、自分がバランスをとれたことをやっているのかどうかがよく分からなくなる、見えなくなる。

 

 

こうやって考えてみると、アガっている暇はなくて。

何をすべきかをよく考えて、地に足をつけてアクションをとっていれば、『どうしよう』と考える脳の隙間は出来ないはずなんですよね。

 

わたしも自分自身に対して言い聞かせること。

『どうしよう』『あー難しい』『アー文章が複雑すぎます』と考えているうちは、集中していない証拠。

わたしがやらないといけないのは、このひとたちが相手の言語で話せたら何と言うか?

それだけ。

そしてその作業は膨大な集中力とジャグリング能力が要求される。

だから脳は本来なら忙しくて、緊張するほど暇ではないんです。