通訳者Mのブログ

通訳と、人生と。

you know let me do my part

スピーチやフォーマルな場で話されたことを英語に、日本語にすることもそれはそれで難しい

 

けれども、実務者会議における通訳の方がよほど難しい。というのが、この1年足らずしかやっていない私の感想

 

実務者が腕まくりをして日々あたっている業務について、本気で説明、主張するわけだから

 

内容はより細かく、通訳者に共有されていない専門用語オンパレードの資料をもとに話すこともあるし、考えながら話すことも多く、監査や査察の会議では答えにくいことは答えなかったりする

 

会議中にひえーーっ、となりたいところだ

でも話している人を見たら、わかってもらおうと必死だ

 

その瞬間、通訳者はこういうときにこそ本当に必要とされていると思った

その瞬間までも真剣にやっていたけど、こっちも腕まくりしてガチンコでぶつかろうと気持ちを新たにした瞬間だった

 

未熟な私は終わると頭が痛いというより脳みそが痛いような、頭蓋骨が割れそうな感覚だった

 

国際会議を飛び回るデキる通訳者というのはこんなことくらいで頭痛に悩まされないんだろうと思ったし、自分のキャパ不足を呪いたくなった

 

 

公式な場で行われる英語のスピーチやプレゼンテーションは、出来るようになる人もこれからの時代はかなり増えると思うし、レセプションの会話なども通訳者の需要はそれほど多くなくなると思う

 

問題は

今、この場で、この専門的なことだけど、どうしても説明したい。会話くらいならなんとかなるけど、専門的な内容で混乱しながら話すよりは通訳者さんに任せたほうが効率がよい

 

そういう場合に生き残れる通訳者になるためには、何が必要か

 

私は生き残れんのか?

電車でスマートフォン片手に立つサラリーマンを見てぼんやり想った

 

会議は上手くいったし、参加者はハッピーだし、どこで英語を勉強したのかと言って頂いたけどひたすらに悔しかった

 

通訳学校を卒業して半年。

まだスタートラインにも立っていない気がした

 

 

 

とはいっても、生き残れんのか?の答えは求めていない

実際、生き残れるかどうかは考えていない

生き残れるように、やるべきことをやればいいだけだ