通訳者Mのブログ

通訳と、人生と。

電話会議対策

最近、電話会議(以後テレカン)の仕事が立て続けに入っています。

パナガイドが手放せなくなっています。

 

 

以前社内通訳者をしている時*に、グローバルオフィスとの会計、業績報告のテレカンがありました。当時はパナガイドなるものがオフィスになく、私が入社して半年ほど過ぎたところでCEOに要請し、購入しました。テレカンで聞き取れないのはリスニング力が多少は関係あるかもしれませんが、リスニング力だけでは解決しません。

 

通訳者をしていて何がストレスか?

人によって違うかもしれませんが、耳に音声として入ってこず、『なにか言っている』程度しか聞こえない時です。こういう時は通訳出来ません。しかし周りは『なんか言っているよね』となります。

 

 

通訳をやったことがある方はご存知のように、ざっくり聞くのと、通訳するのとは全く違う次元です。

 

モソモソと日本語プレゼンをする人がいます。パワーポイントが映し出されています。内容を日本語で理解すればいい程度なら、なんとなくその方が話していることは分かるような気がします。聞こえない部分もあります。聞こえる部分もあります。なんとなく自分で文章をつなげて分からない所は適当にスキップして聞きます。

通常はこの程度のアテンションで聴いていても話は分かります。

 

しかしこれを通訳するのは無理です。おそらく2つ同時作業ではなく、3つになるからだと思います。違う言語になれば、なおさらです。

 

通常は同時通訳では聞く、話すだけをやればよいのですが、

音が音声としてきちんと入ってこないと、①何を言っているのか音を拾おうとする②聞こえてきたパーツで意味を理解しようとする③違う言語で話す、をする必要があるからです。

 

どんなテレカンでも向こう側の相手の声が出てくるスピーカーが大小あれど、あります。そこにパナガイドのマイクを近づけて自分がイヤホンをすることで、音声がよりハッキリ聞こえるようになります。

 

 

以前はテレカン、と聞くとイヤだなぁと思ったものでした。耳に音声が入ってくるようになったことでその恐怖感はなくなってきています。単純にテレカンを何本もやっていれば、特別なことに感じなくなるのかもしれませんが。

 

もうひとつ大事なのは、電話の向こうにいる日本人なり外国人に、通訳者が間に入っていることを認識してもらうことなのかな、と。そうすることでスピードコントロールがある程度は効きますし、逐次通訳であれば参加者の誰かがlet her translateとバトンを渡してくれて、仕事がしやすくなります。

 

 

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