通訳者Mのブログ

通訳と、人生と。

回復機能

死ぬギリギリで打ちのめされると、そこから回復した後は以前より若干強くなります。

筋肉にも言えることだし、通訳でも言えることだと思います。

 

ギリギリで闘わせてもらうと学びます。

学んだからといって、次の仕事で完璧に出来るわけではありません。

人が話す言葉を生の耳で聴いて、違う言語で語りなおすこの仕事においては、正解は一つではないし、完璧というのもあり得ません。

 

それでも自分の処理容量ギリギリの仕事をさせてもらうと、ギリギリで闘った感覚を身体が覚えています。

 

そのギリギリをギリギリでなくすにはどうしたらいいか、

ギリギリの中でもより良いものにするにはどうしたらいいか、

ギリギリの状況であいまいだった自分の知識は本当に正しかったか、

 

自分にあったしかるべきステップを踏んで回復していく中で、

以前になかった視点を持つことが出来る気が、します。

 

 

自分の気持ちと、身体は、同じではありません。

気持ちが焦っても身体が、実力がついてこないこともあります。

気持ちは10キロ進みたくても、実際には50メートルしか進まないものです。

 

後退しない限り、1ミリずつでも前進している限り..

 

というかどのくらい前進しているかなんて考えなくてよくて、

とにかくやることをやればどうにかこうにか前進しているのです。