通訳者Mのブログ

通訳と、人生と。

通訳=普通の発話のペースで新たに表現すること

前回メンテをしよう、と書きました。

 

通訳訓練はともかく、身体のコンディションはメンテナンスといえるほどのことはしていません

まあでもどなたでもしているように、喉は乾燥させないように水分は常に採るようにしているし、冷えるので首元をあまり出さないようにしています。体温も上がっていた方が免疫力が落ちないので、お風呂に長く浸かるなど基本的なことはします

 

お風呂に入るときは本が相棒です。

この間は、この子を久しぶりに引っ張りだして読みました。

会議通訳者 国際会議における通訳

 

 

通訳訓練を本格的に始めた2年前から今に至るまで、

『スピーカーがどんな言葉を使って話そうと関係なく、語っている内容をつかむ』ことを念頭に訓練し続けていることで、『スピーカーが伝えたいのはこういうこと』というスタンスで通訳出来るようになっていったと、カクカクした直訳ではなくなった、と思います。

 

 

この本で的確な説明文に出くわしました。

さらに肩の力を抜いて、原発言から距離をおけるようになった気がします。

 

話してのメッセージを形づけていた言語表現が姿をなくし、その代わりに「通訳者の思考」が出現し、メッセージが言葉で表されない概念に、つまり話し手が発言する前に念頭に浮かべていた概念と同様なものになり、これが普通の発話のペースで新たに表現されることになる...