通訳者Mのブログ

通訳と、人生と。

滑舌が悪い、の分析2

滑舌が良いときというのは、

滑舌が悪い、の分析 - 通訳者Mのブログで書いたように、ストレッチをしたり、普段からアウトプットを増やして、速く口を動かすようにしている時です。

 

外部要素です。

 

外部があれば内部もあるんですよね、やはり。

同時通訳をしていて舌がよく回っているな、という時は、上記のような物理的なことからは離れて、話の流れを先取りしよう、予測して動こうとしているときです。

 

何の話か分からずに訳しているときは予測など不可能ですが、話の方向性は、業務前に勉強していけば、少しは予測がたちます。スピーカーの話しぶり、これまでの会話の流れを考えて、話の方向性が見える時があります。

 

予測して通訳するというのは、言っていないことを言う、こととは違います。

『きっとこう来る』を0.5秒で出せる用意をしてスピーカーの言葉を待って、言葉が聞こえてきた直後に思っていた文章を始められるように、文章の構造を整えて待つ、というのが、予測して通訳する、という感覚です。

 

文章の構造を整えて待つ、というのは、一例ですが、

『すると、だから~の順接の流れで来るな、これは』と待っておく。

『そうすることによって』が聴こえたらほぼ同時にso that を出せるようにしておく、

つまり前の文章をしっかり終わらせておくということです。

 

 

聞きながら話すことと、

軽く(思い込みが激しいのはよくありません)予測して通訳する

 

この二つがうまく回っている時、頭もクルクル回転し、舌もクルクル回るのです