通訳者Mのブログ

通訳と、人生と。

滑舌が悪い、の分析

浮足立つ:期待や不安などが先に気になって、今のことに気分が集中できなくなる。

 

 

 

 

同時通訳をしていて、口が回らないときというのは2つ理由があると思います。

 

 

1-1舌の回りが遅い。通訳者の『滑舌が悪い』というのは、先天的に滑舌が悪いのではなく、舌を速く、口をたくさん動かすウォームアップが出来ていないことに起因すると思います。

 

通訳を始める前に、舌と、口の可動範囲をストレッチして広げます。ストレッチと言っても、大きく口をあいて『あーいーうーえーおー』するだけです。(冬は唇の端が切れやすいので注意ですが)

 

業務中も、お客様に自分の顔が見えなければ、私はやります。

そうすると緩むし、舌と口全体の動きがよくなります。

 

パートナーと交代して小休止中に

質問の通訳をして、担当者が答えを用意するまでの数秒間に

 

1-2

とは言っても、普段から速く英語を、日本語を話していないのに本番前にだけストレッチしたところで、長くもちません。

経験上舌がなかなか回ってくれないのは、普段から舌を、口を速く回す訓練が足りていないから

 

 

2:速い同時通訳でよくありがちでよく反省する点なのが、次の文章を聴いてそちらに行きたい気持ちは抑えながら、今さっき聞こえてきた文章を高速で口から出す、その順番です。舌が回らない二つ目の理由はこれだと踏んでます。

次の文章の言っていることが分かるから、早く出してしまいたい。

早く出すためには、さっき聞こえてきた文章を早く英語(日本語)に出し切ることが必要です。

出し切らないのに、次の文章へ移ると、浮足立っているので、前に自分が話していた文章を締めきれていません。当然滑舌が悪くなります

 

ここは、本当に浮足立たずに、広辞苑が言うように、『先のことを気にせずに、今に気分を集中させる』ことが大事ですね。これは本当に自分で意識すればいいことですから、意識すればいいんだ。(それが難しいんだけど。。だってそしたら同時通訳どころか、3つのことを同時にやらないといけなくなっちゃう。まあ訓練あるのみです。)