通訳者Mのブログ

通訳と、人生と。

I want to know a little bit more about you

月桂冠が今朝届きました

お庭にあった月桂樹とトウガラシで作ったそう。

月桂樹の葉は一枚一枚ここから採って、お料理に使える、とのこと

なんだか冬の匂いがするプレゼントで素敵です。 

f:id:leogirl:20171129171651j:image

 

同時通訳をこなすには様々な要素が必要です。

色々ある中で単語力は必要です。

ただ高校生が語る単語力と、通訳者が言う単語力、は違うと思っています。

 

大学受験レベルで必要だった単語力というのは、自分だけがなんとなく理解していればよいものでした。

通訳者レベルで必要な単語力というのは、自分はさることながら、他人にも理解してもらえるものです。通訳を聴いている人が『?』であれば、その単語力はゼロと同じと言ってもいいと思います。伝わらないのに、単語力はあります、は通訳者として言ってはいけないと思うんです。

 

例えば justifyと聞いて、この単語の意味を3D でつかめるか?つまり、この単語が全体の文章の中でどんな役割を担ってどんな意味を紡ぎだすのか、パッと浮かぶかどうか?

 

これは justify の意味を日本語で知っているか、ではありません。

 

justify が入った文章を訳すときに、何も考えずに高校生の時に覚えた「正当化する」で対処していないか?ということ。

 

英字雑誌を読んでいると、必ずしもこの「正当化する」でサイトトランスレーションをしていたんでは、聴いている人は分からないだろうな、という文章に出逢います。

 

こういう機会を逃さずに、英英辞典を見て、例文をたくさん見て、肌感覚でその単語を理解していきます。そうすると「正当化する」よりも耳にスッと入る日本語が思い浮かんだりします。

 

 

 

口頭サイトトランスレーションをすると自分の英語力というのか、単語力、言葉に対する理解力の薄さにガックシきます。

いかに表面的な単語力で闘ってきたかを知ります。

やっぱり justifyさんには justifyさんの人格があり、オーラがあって、

それを理解せずに勝手に分かったつもりで使いまわしてはいけないんだな、と。

 

英語学習者であれば、『なんとなく言いたいことは伝わる』でokです。

通訳者であれば本来、『スピーカーが何を言いたいか理解している』し、通訳を聴いている方も『スピーカーが何を言いたいか理解出来るよ』でなければならない。

 

なんて大変な仕事なんだ!