通訳者Mのブログ

通訳と、人生と。

M先生

大学受験の時利用していた予備校がある駅を今通勤で使っている。

ガヤガヤしたこの人込みの多い、でもなんだか懐かしいこの駅を通ると高校生から大学生生活を思い出す。

 

英語はどうやってもつかみきれない、よく分からない科目だった。でも高3からそれが変わった気がする。文法はいいからとにかく単語覚えろ、と、単語ゴリゴリ押しの自説を展開する、今振り返っても非常にキャラの濃い関西弁の先生だった。(この時以来、今の師匠も含めてお世話になるキャラの濃い先生はみんな関西出身。。)いつも雑談があって、自分の恋愛体験を高校生に向かって力説する変な先生だった。『モテる男はこうあるべきや!』とか言われても、女子高に行っていた私はポカーン。

英文法を教えているもう一人の先生を軽くバカにしていた。(今考えても結構ヒヤヒヤするバトルだった)

 

この先生のおかげで単語は文章で覚えないと覚えられない、と体が覚えた気がする。文章ごと覚える単語テストが毎週あって、満点を取った人しかその先生が作った単語帳の次のページがもらえない仕組みだった。最後まで残ったのは47人中私を含めた4人。

 

 

6000単語を犬=dog並みにしたことで、英語がグンと近くなったのを覚えている。

 

 

ただ大学受験の時に私がいつも陥るクセがあって、単語が分かるからどんどん読むけど結局何が言いたいのか取れずに全部読み終わってしまう、ということがあった。

 

 

大学受験の前日に、大切にしていた単語ファイルに一言書いて欲しい、とお願いしたら『Reset!』と。

 

人生においてリセットは何回も出来ることじゃなくて、

今まで積み上げてきたものに、経た経験をもとに、進むのが、人生。

リセット出来ないから、人生おもしろいのかもね。

『あの時こうしていたら』『この時こうすることもできた』って考えてしまうのは人間の常だけど、いろんな道をとおって、遠回りをして、出会いがあって、別れがあって、また新しい出会いがあって、振り返るとおもしろいことにみんなつながっていて。だから人生って素敵なのかもね。

 

 

 

 

スピーカーが何を云わんとしているか理解できないとお話にならない通訳者という職業に私がついているって知ったら、どんな顔するんだろうか。

 

『お前がか?!』って驚くだろうか。今度立ち寄ってみよっと。