通訳者Mのブログ

通訳と、人生と。

Time spent will get you to a point where you knock on the door

通訳者として仕事を始めてから初めてかもしれない。

 

通訳という行為をしたくない、って思ってしまった。

 

 

社内通訳者として長く働くことの弊害かも、しれない。特に私の場合は単なる通訳者ではいられず、アシスタントでもあり、色々な情報が入る。外の通訳者だったら触れないでいい情緒的な情報に触れる機会が多い。会話している者同士がどういう思惑で話しているのかまで見えるようになって、そして上記のようなネガティブな発想が出てきたのか、、たぶんね。

 

 

 

その人の代わりになって言葉を話すということは、出来るだけその人の心に自分の心を重ねることが大事で。でもそれが可能なのは、通訳者がスピーカーAと、オーディエンスBとなんの利害関係もないからかも、というのが発見です。

 

 

で、思ったのはAになって話したそばから今度はBが話し始めて、Bになって通訳しているのにBになりきれずAの気持ちを引っ張るのは、プロの仕事じゃないな、と。それが誰であろうとその人の代わりになって言葉を届けるのがプロの通訳者の仕事だと思うから。

 

 

このまま放置すると自分の心が壊れるし、通訳者として成長したいというスピリット一心でやってきたのがなんだか穢れてきた感じがして嫌で。心がおととい、昨日、今日と、すっきりせず。

 

 

次のドアがかすかに見え始めた気がします