通訳者Mのブログ

通訳と、人生と。

目が見えなくなっても。

雨がしとしと降っている焦げ茶色の街であなたを待つ

 

 

窓の外ははなみずきの枯れ葉がしっとり湿って、色がしっかり濃くなる

 

路の向こう側のバス停で帽子を被った男性が煙草を燻らせて、誰かを待っている

吸殻が枯葉のベッドに埋もれてゆく

 

 

私はそのひとから目を逸らせずに

Waltz for Debbyがカフェで演奏され始めて、

窓の外に陽が差し始めて、金色になる

 

 

 

音符が路で踊り始める

あなたを見つけて

雨の上がった街に消える

 

 

 

目に見えないものをこころで感じると目に見えるようになるね