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通訳者Mのブログ

通訳と、人生と。

会社で一匹狼体験中。

人生 通訳者をめざして

社内通訳をしています。

社内通訳の先にはフリー通訳になり生き残り続けるという関門があります。

ざくっと、あと半年。

 

社員にはならず派遣社員のままでいます、と会社に告げた日から私は外部の人間、と割り切っている自分がいるんですね。仕事を適当にやるわけではありません。社内の人間だから許される、みたいな意識は決して持たない感覚。少しくらいミスしてもいいや、手を抜いてもいいや、って思ってしまっても今後の為にはならない。

 

社内通訳になって数か月もすると、社内で聞こえてくる用語が自分の常識になってきます。もう初めに使っていた脳の30%くらいしか機能しなくなります。簡単、というわけでもありません。ただ通訳がうまい、英語が出来るから、『うまく』出来ているのか、自分の慣れている世界だから出来ているのか、もはや分からなくなります。社内通訳をされた方はどこかでそう感じるはずです。が、社内通訳で素晴らしい収入を得て生きていらっしゃる方もたくさんいるから、それはそれでいいのです。あくまでもわたくしの考えです。

 

 

フリーの通訳者にとって、実力=財力に直結します、よね。

下手であれば上手い通訳者により仕事が回る。それだけ。シンプルな世界。そして酷な世界です、ある意味。

 

 

 

そうした感覚をもって社内で仕事をしていると、いくら外資系とはいえ、会社に属するって緊張感がなくなるもんだ、と肌で感じます。いくら実力主義とはいえ、いくら優秀な人材が集まっているとはいえ、きっとフリーの通訳者が日々感じるであろう切迫感はないんですよね。

 

時間内に終わらなければ残業すればいい。

仲間と助け合って、一人のミスもカバーしあって、一つのものを成し遂げる。

会社に属していなければ味わえない楽しさややりがいがあることも感じます。

 

だからこそ、今日あるか明日食えるか、という精神でいることは、会社の空気に合いません。イイ意味で孤独なんです。

 

そしてそれはまさしく、大学3年生の春、私が求めていた生き方です。今振り返れば、周りがスーツを着て就職活動開始する頃、その歳なりにどんな人生にしたいか考え、どうにか皆と同じようなスーツを着て、一つ結びにして、ペコペコ、ニコニコするのは嫌だった。自分じゃなくなっちゃう気がして。

 

ここまでフリーになれるかなれないか、勝負出来るか否か、というレベル、段階に来るまでずいぶん遠回りしましたけどね。1人の力では到底ムリでしたし。そしてここからが勝負だし、前途多難必至です。

 

でも遠回りせずにスイスイ進む人生なんて、つまらないじゃん。 

天才的!優秀!って、ラブコールばっかり飛んできたら腐ってしまいそう。

私の性に、合わない。

 

山あり谷あり。

上りあり、下りあり。

急がば回れ

 

古人の言葉には本質が宿っています。