通訳者Mのブログ

通訳と、人生と。

同時通訳という作業-what's happening there?

アクセス元の検索語を見て面白いことを発見しました。


『同時通訳 頭で訳せる 口訳せない』

という検索語を見つけました。
この方々は真剣に悩んでるんだろうな、って思いました。

同時通訳は出来ないとかではなくて、慣れも絶対に絶対にあると思うんです。

頭で訳せる、というのは英語力が高くスピーカーが言ってることをそのまま同じ世界が見えるということ。同時通訳やる上で前提のところですよね。このスピーカーと同じ世界を見れるような英語力を高める努力は常にしないといけないと思います。

ただ、頭で訳せるのに口で訳せないというのは、この検索をしている方々が実際にどう考えたか聞かないと分かりませんが、口かどうかは関係なく、具体的に、的確に言葉で言い表せる程クリアに世界が見えてないってことだと思います。

実際に口に出来ないという問題は、話ながら聞けるか、って問題なんですよね。

でも私思うのですが、耳でもうひとつの言語を聴く方に集中するには、耳から入る情報をいったん理解したらあとは3分の1くらいの脳エネルギー、集中力で口から自動的に滑らせて出すってイメージなんですよね。私は、ですよ。十人十色ですので、ご理解下さい。

それから同時通訳って筋トレに近い感覚が必要だなあってつくづく感じます。もちろん頭を使って訳していくのですが、直感や判断、そういった頭の回転はその時だけ頑張っても追いつきません。日頃から鍛えておいて、どう処理していくのかや1秒1秒の判断は、筋トレ成果のみせどころですよね。鍛えられた直感、とでもいいましょうか。。

同時通訳って深いですね。
一瞬一瞬で言葉は消えてしまうんですけどね。