通訳者Mのブログ

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ラグビー日本代表を変えた「心の鍛え方」
著者 荒木香織(日本代表のメンタルコーチ)

ラグビー日本代表を変えた「心の鍛え方」 (講談社+α新書)




ここぞ、という瞬間が仕事である人は読んだ方がいいと思います。

その中で書き留めておきたい、と思ったくだり一部。


・ものすごいプレッシャーと戦っている...そんな自分を落ち着かせるには、仕事をするしかない。相手を分析し、戦略や戦術を考えるしかない...
(これは日本代表のエディ監督の言葉ですが、仕事のストレスは仕事でしか解消出来ない、とよく言いますよね、まさにそのことだと思います。)

・...いっせいに彼を襲い、どうしよう、どうしようとぐるぐる考えを巡らす結果となっていった。そんなときは、不安の1つ1つについて対処していくことが大切..
(これもとても有効だと思います。数週間前この状態でしたが、わが師がこうやって助けてくださいました。有難うございました。)

・「緊張するから」うまくいく

・プレパフォーマンスルーティーンに集中することでそれに続くプレーをスムーズに行える

・結果に対する目標ではなく、パフォーマンスに対する目標を立てる
(これはスマートだなと思います。うまく通訳する、などではダメで、例えば一定の勢いを維持しつつ、自分の言葉で話そう、とかですよね。)

自分の精神・物理的にベストだった時はどういう時かを知ることも重要だという記載もありました。
私が具体的にうまく通訳出来たと思えたときには、

・スピーカーを見てウィスパリングした。
・会議の前に「自分は出来ると思われている、頼りにされている」と思って入った。
(もちろん本当に出来ているかどうかは他人が思うことです)

イチローもよく決まったポーズをすることで知られていますけど、
自分の体がどうしよう、と思わずに自然に集中してくれるようなアクションが自分にとっては何なのかわかっていると強いでしょうね。

ひたすら深呼吸するとか、緊張しないで大丈夫とか無理矢理やっても私にとっては、効果的ではありません。
人によってそれは異なると思うので、そうした緊張する場面かつ実力を出さないといけない方はお休み中に考えても面白いかもしれません。