通訳者Mのブログ

通訳と、人生と。

クラスの3分の1が早くも終わり、現状。

15回中の5回目のクラス。

たまたま学校でも中間アンケートのようなものが配られた。

 

ということで3分の1を振り返っての1人反省会。

 

逐次通訳:相変わらず好きになれず。スピーカーの話していることが頭の中で絵に出来れば難しくない。でもそんなことばかりではないので、必死にメモをとってしまう→いつの間にかとることに必死になり肝心の内容を覚えていない→メモを基に訳すが、逆に言えばそこに書いてあることしか残っていないため、ストーリーを作ってしまう。

でも最近リプロダクションを1文、2文程で行うようにしてから、シャドーイングを5語遅れでやるようになってから頭の中に残るようになってきた。(!) かつ、授業では講師が丁寧に内容を解釈できるよう説明をして下さるので、内容理解も深まっていっていることもあげられる。 

 

同時通訳:このクラスに来るまでやったことがなかった。が、予想していた通り、私はこっちの方が好き。出来るかはどうかはこの際さておき、スピーカーが口にしたことをどんどん日本語にサクサク変えていく作業が楽しい。日本語から英語の方がやりやすいと思っていたが、最近になってようやく英語から日本語にやることにも抵抗が少なくなってきた。同時通訳をクラスで始めてからは、駅から家までの道のり、駅から会社までいつも同時通訳をやるようにしている。周りから変な眼で見られても気にしない。

 

日本語の通訳クオリティー:特に上がったと感じることもない。正確に言えば、今までの日本語に対しての見方が違っていたことに気づいた収穫が一番大きい。

今まではきちんとした日本語が出るように、と日経であまり口から出ないような日本語を拾って書いたりしていた。でも通訳の勉強や英文和訳を口頭でやったことがある方はご存じだと思うが、英文をそのままの品詞であてはまる小難しい日本語を当てはめて訳したって、結局「は?」となるのがオチ。

 

このクラスが始まり、講師の訳し方や言葉の節々から、そんなことは重要ではなくて(違っていたらすみません)話の中身をつかまえればそれをとにかく日本語で発する、そしてその中身がきちんととらえられていればまあまあ正しい日本語は出る、というスタンスなんだな~と勝手に解釈している。

 

そして私が取り組まなければならないのは、日本語のクオリティーを上げることよりも物事への理解を深めることだ、と気づいた。

 

英語の通訳クオリティー:クラスではまだ一つのマテリアルしか扱っていない、かつ、ほぼ全部同時通訳だったためあまり自分の能力を観察しきれてない。が、講師の言うとおり日英でのとっさの通訳は「生き方が出る」というのがすごくよくわかる。

「今日あっついねえ」

と言いたい時 it's really hotしか普段言っていなければ、同時通訳の時にでもreally hotしか出てこない。「生き方が出る」ことを実感してから、類語辞典や英英辞典をひくことが多くなった。

今私は英会話学校で講師をしているが、今までルーティーンだった授業や外国人講師との会話も(もちろん誰もそんな私の葛藤に気づくはずもないが)突然同時通訳に備えての練習の場に変わった。何か言うごとに「これって他になんて言うんだ?」「もっとナチュラルな言い方ない?」と同僚に迷惑をかけている。

▼練習メニュー

リプロダクション:本能的に逃げ出したくなるこの訓練。頭のどこかに流れてくる音声を見えない手で主語をおさえつけておいて、頭の中のノートに地図を描く。そんな感じ。 

苦しい、が、良薬は口に苦しなので頑張る。

 

5語遅れシャドーイング:これもきついが、音がとまった瞬間に(「静」)何か出さなければいけないリプロに比べ、「動」の練習なので好き。しかし5語以上遅れるともうスピーカーが何を言っているのかま っ た く 耳が拾ってくれない。

慣れるまでやるしかない。

 

The Economist:定期購読する自信がまだないので一週間に読める記事数をあげていっている。が、5分の3が終わる感じ。1ページの場合7分くらいで読み、絵を頭の中で作りながらすすめる。これこそ背景知識がないと英語だけサラサラ流れていって何も残っていない、ということがよく起こる。背景知識大事。

 

日経:オンラインで購読中だが、紙の方が読みやすい。妹がもっていくのを忘れたときはラッキー!かっさらってもっていき、運悪く妹がもっていってしまった日は、前の日の日経を読む、貧乏ったらしいことをしている。投資関連ページまでは必ず読むようにしている。以前講師が「外務省の官僚と同じアタマを作れ!」と叫んでいたので、そのアタマを今作成中。分からないことは調べる。もうノートはとったりしない。スピードが落ちるのは避けたいから

 

The N.Y. Times:1時間の通勤じゃまったく読み切れなかったこの新聞も今では15分でさらっと確認してエコノミストにうつるようにしている。こっちは、比較的ニュース基本の文体なので絵が描きやすい。Opinionのページはやっぱりたまに手ごわい。

地道にボキャビルしましょう。