通訳者Mのブログ

通訳と、人生と。

雨とトマト缶

店内は珈琲豆を挽いた煙でうす茶色い ドリッパーの白い陶器を丁寧に包んでもらって 樽に入ったいつも頼まない種類の豆、その歴史が手書きで書いてある 挽いてもらっている間に珈琲が飲める一角が設けられている 机に雑誌や切り抜きの新聞集が重なっている 消…

仕事をしよう

違う業界の人と話をしました やはり共通して盛り上がるのは『プロとは』です 色々あると思いますが 顔の色を変えずに、「仕事をする」ことはそのうちの一つに入ると思っています 「仕事をする」とは、お客様がやってくれるだろうと思っていることをやり遂げ…

通訳と振り子と。

逐次通訳は、 聴いて→理解して→話す このプロセスにはいろいろな要素があって、 単語力、文法理解、リスニング力、読解力(聴解力)、パブリックスピーキング力 もっとあるかもしれません。 人によってこの要素が必要、というのは違うかもね。 単語力、文法…

I am game for more

仕事で『うまく』通訳出来たかどうか? どうやって分かるのかって。。 分からないよそれは。 お客さま側としては理解が不十分になるだろうと見込んだ会議等で、コミュニケーションが確かにはかれるように通訳者を発注する 通訳者が入って無事に会議等が終了…

I tell you as the time is ripe

ブログのアクセス先を見ていてアクセス数が最近多いなと思うこの記事。 leogirl.hatenablog.com そしてこの記事に伴って思い入れがあるこの記事。 leogirl.hatenablog.com 昨年3月です。社内通訳を始めたばかりの記事。 当時は当時で真剣にこの記事を書いて…

can you tell?

以前にGRIT紹介しました。 数ヶ月前には翻訳版が書店に山積みになっていました。 不屈の精神 × 情熱 - 通訳者Mのブログ ハイパフォーマーはなぜ出来上がるのかがテーマです。 世界トップクラスの選手、 技能で稼いでいるパフォーマー、例えばピアニストやマ…

同時備忘録

同時通訳の時には『今がよけりゃそれでいい』短期視点に切り替える必要がある 森全体は、聞きなれた、もしくは心の準備が出来ていたトピックであれば見えるけど、大抵枝しか見えない。それでも枝から枝につたって、落ちないようにする 一つの文には複数の文…

you went ‘pause a moment’

せわしない毎日に追われていると、 心の底からふぅっとなる瞬間がとても大切だと実感します。 何があっても、今の自分に必要なことと思えば、楽しいこと、大変なこと、嬉しいこと、悔しいこと、みな有難く、糧になります。 先日入った喫茶店で。 壁や床、ポ…

do it well

仕事をしていてとにかく忙しい時というのは、何をするか迷いません。 用語集を作ってお客様のことを調べ、業務に備えます。 追求し始めるとキリがないので、ルーティーンの勉強は先に手をつけるようにしています。まあそれもキリがないのですが。というのは…

catch it because you can

地に足がついてないと 余裕がないと この単語分からないな、ああでも先を読めば分かるし はいはい、なるほどね というテンポで普段、新聞や雑誌を読んでいるのだけれど。 それではいつまでも経ってもなんとなく分かる単語ばかり増えるのよねぇ あれ、この単…

官房長官の記者会見通訳は、理解しがたいコンディションがベスト

「同時通訳のやりかた」とか決まってたらいいのに、と思う時期はあったけど そんなものがなくてよかったと思う スポーツも同じように、通訳って、 ルールブックを読んだら出来るようになるわけでもないし 何回やれば上手くなれますよと約束してもらえるもの…

can i say something

通訳の世界にはふたつ。 ひとつ、 スピーカーの言っている形のない言葉を、聞いている人が同言語で聞いたらイメージ出来るだろう絵を作り出すこと。 そしてそこには、私たち通訳者が編集する権利はない。 ひとつ、 通訳者が身を置く世界はとても自己満足な世…

日英同時通訳 備忘録 2017.09.16

負荷がかかっても自分が話している英語を完結させる。 そのためには、分かっている情報をポンポン出していく。 文章のウエイトを軽くしておかないと、急な変更に対応できない。 急な変更というのは、自分の予測とは違った流れになったり、日本語での理解に時…

let's talk

Coffee talks. Coffee speaks では、色気がないのです coffee talks. コーヒーは語る、かなと思っていたけど、 talkには語るっていう一方向のテイストが少ない coffee talks. コーヒーを堪能せよ、かな talkが二方向ということは、コーヒーが話しかけてくる…

hello

本とカプチーノがあればとりあえず幸せな私は 当然、本屋にいるのも好きで 大抵はタイトルを見て手にとることが多く、 既に自分の好きな文筆家がいる場合は、著者に目を走らせます ハッとする表紙写真や、デザイン、 手に取った時の気持ちよさで買ってしまう…

不安なときは

生きていればどうなるか分からないことが、通常わたしたちの目の前に山積みになっています でも一つ一つに対して憂慮していたら生きていられません そして憂慮すればするほど、それが現実味を帯びてくるという面白い流れがあります 言霊もきっとそのうちの一…

On your mark.

期限に間に合わせることができる、というのはcanの能力ではなくて、shouldの当然の話 学生でも、社会人でも、同じことで。 期日が決まったテストに受かるように自分の能力をあげる、期日までに間に合わせるというのは、どうか 間に合う人もいるし、間に合わ…

you know, the world is your oyster

疲れていてもうこれ以上動けません 小雨は降ってるし、駅は人だらけだし、 お腹すいたし、 13,000歩も歩いて仕事したから、 もう元気になるの諦めたいっ! こういう時こそ、足を動かして、歌を唄って、テンションをグィーンと上げる ね。 気づいたら鼻歌を唄…

la la la

前に足繁く通ったカフェに久しぶりに顔を出した 気づかなかったけど帰り道に見たら こんな素敵なメッセージが 待ってくれてる人がいるってうれしいね べつにさ、カプチーノが死ぬほど飲みたいわけではないのよ 私たちは ヒューマンタッチが必要な時があって …

why white is wild

タイヤの跡は薄くなっていって、路がまた白くなってきた もう23時なのに、外が明るいの MIKIMOTOのショーケースには外の景色を反射したように真っ白のパール ため息も白く香る、 数ブロック先から歩いてくるの見えたよ 姿勢のいい街灯に照らされてスーツがつ…

Job description:I am supposed to level the world out

通訳者の現場には、 英語理解度100%未満の日本人と、 日本語理解度100%未満の非日本人が、常に同じ空間にいる 通訳者は理論的には、英語も日本語も100%わかることになっている だから通訳サービスが依頼されている会議時間中はなんら問題ない でもたとえば、…

interpretation is like a multi-function facility

仕事をして思った 通訳は、バリアフリーの世界に不可欠だって 例えばわたしがハンガリー人を口説きたいとする 言語の壁は高い 私の日本語は通用しない でもこの人が日本人だったら、口説くように、口説きたい! 私の日本語をかっこよくハンガリー語にしてく…

it needs to be on yourself

期待は他人にするもんじゃなくて 自分にするものだから 本来他人に期待は出来ない だってその可能性が0か21か87か、読めないのに、どうか100でありますようにって祈る、が期待になりがちだから だから期待が破れ去ったときにがっかりする でもそこでがっかり…

let's wordplay

1966年の紅色のmini パリのマダムが唇に載せる色 雨の日曜日 フラットシューズで歩く先に停まっていて 誰か乗っているけれどよく見えない わたしが建物から出てきたことを確認して 走り去って行った そんな夢をよく見る 前も後ろも、なにも、つながりがない…

business as usual

もう一つ気づいたことがあって スピーカーが話し終わった直後に訳せると テンポが出来るな、ってこと つまり、授業で当てられて『はい』はいらないと改めて確信した スピーカーが話し終わった直後に訳し始めるには、 プチ勇気がいる その待たないことに対す…

You need to get a grip on what's in it

なるほどね、日英逐次ってこうやるんだ、とストンと腹落ちしたのは、 仕事中だった ああ、そっか、これか、出来てるできてる わたし話してるよね、これは訳ではないわ そうか、コーチが言ってたのはこういうことか 誤解を恐れずに言えば、 スピーカーが何を…

a flea in my ear

久しぶりに小説を読んだ 原田マハの、楽園のキャンバスも、頭を使う、息抜きにちょうどいい小説。 『本日はお日柄もよく』の何が気に入ったかってスピーチのうまい下手に突っ込んでいるところ。 通訳を楽しむ者として、勉強になる。 何よりも、下手なスピー…

available for use when required

念のため、くらいに思って準備していった単語リストがドンピシャはまりました むしろ、なかったらどうしていたのかと思うと恐ろしい そして予期していなかったけども会話に出てきた単語を、既存の単語リストに加える大事さも、分かってはいたけど、必須だと…

You need to play a game first

高校生の時よく、バルコニーで歌を歌っていた 独りの時間が好きってわたしをよく知ってる友達は、歌わせておいてくれた 晴れるわけでもない空を それでも僕は 今日を期待して生きてみる 無性にこの部分が好きだった 当時は、本当の意味での切なさや、やるせ…

We judge a book by its cover

彼女がいないからあいつは寂しいんだとか スーツを着てないから今日は休みなんだとか ピクリともしないからこんなこと楽勝で出来るんだろう、 あいつはハーバード大学を出たから、僕よりも相当斬れるんだろう、 1年しか通訳学校に通っていないから、相当デキ…