通訳者Mのブログ

通訳と、人生と。

表現の増やし方

単語は単体で覚えようとしても覚えられません。 数字の羅列が覚えられないのと同じです。 人間、ストーリーがあると忘れにくいです。 長すぎない文章の中で単語を覚えるのが一番です。 put up with 我慢する recession 不況 と単体で覚えようとしても、すぐ…

人生と、そして通訳#2

時間を区切って勉強することにしたのと同時に、 to doリストを大幅に見直しました。 当たり前ですが一つのことに注ぐ力も多くなって集中して出来るようになりました。 そうは言っても、今だからその戦略が上手くいくのだとおもいます。 師匠に教わるようにな…

人生と、そして通訳

パーキンソンの法則。 最近知って時間の使い方を見直すことになりました。 パーキンソンの法則とは、持てる時間がなくなるまで仕事量は増えるというもの。 予習する時間が1時間あれば1時間かかり、30分なら30分かかる。 トレーニングする時間があと2時間なら…

無意識に出来る感覚を、範囲を広げる

参考 Frontiers | Efficient foot motor control by Neymar’s brain | Frontiers in Human Neuroscience ネイマール選手が足を動かしてボールを扱う際、その他のプロサッカー選手よりも使用する脳の範囲がずっと少ない。 仕事でリサーチしていた過程でたまた…

困った顔をしない

訛りの比較的強いスピーカーに関しては、通常よりも多く集中力が必要になります。 集中力以外で必要になるのは、前向きな諦め、つまり自分の普段知っている音が聞こえてこなくても分からない、と思わないことが必要です。わからないもんはわからないのですが…

クリアな音源を確保するところから

最近は英語から日本語への同時通訳に入ることが多く、耳から入る音を大きすぎずしっかり確保したいという自分のニーズがはっきりしまして、オーバーヘッドホンを今は使っています。 同時通訳というものは話しながら聞いていないといけないので、自分の声をか…

You want to know how competent you are? It actually won't matter.

ある研究者と仕事をさせて頂いたとき、思いもよらず共通項があることを知りました。 通訳はやっぱり成長の実感があるんですか、という先生のご質問から話が発展しました。 そんなことは全くなく、成長実感があるのは通訳者を目指しているとき。1度通訳者にな…

英語をうまくなろう

上手いな、聞きやすいな、こんな風に話したい、と思うスピーカーを何度も聞くことで、いつも聞くことで、それがノームに、自分の基準になっていきます。 通訳の勉強をしているときも、卒業してもどんな風に英語を話したらうまく伝わるか、聞きやすいか、手探…

英日同時通訳メモ

こうすれば上手くいく、という方程式が決まっていたらいいのかもしれないけれど、通訳というものはそういう性質なのかもしれない。 通訳は通訳者の性質に大きくよるものだから仕方ない。 それでも自分にとってのこうしよう、という方程式、方針のようなもの…

ABC

基本が侮れないのはどの仕事でも同じです。 通訳の中でも基本単語、基本的な言い回しが侮れないのです。 なぜ侮れないかというと、私たちは頭の中で『これは大丈夫』『これは言える』『これは使える』と思っているからです。 筋肉もずっと使っていると硬くな…

自分の声、知っていますか?

たまには時間をとって、 日英同時通訳、英日同時通訳を録音します。 自分の通訳をディクテーションしてみます。 もしくは元の原稿を見つつ自分の通訳を聴いてみます。 どのくらい正確に、綺麗に出せているか、どのくらい落としているか、確認します。 聴いて…

go rock

この場所に戻るといつも想う 通訳という仕事の楽しさと重みとを知った場所 通訳された指示を元に手を動かす人達をみて、口から出る言葉の重みを知った日々 本人が話しているようだと言われて初めて通訳をして嬉しかった日 そうして通訳の面白みを教えてもら…

言い訳ほど醜いものはない

実力は1度時間を共にすれば分かるもので、それが上がっていようが下がっていようが、他者には関係のないことである。 長い目で見れば優劣によって通訳者の扱われ方も仕事の種類も変わるかもしれない。それが他者にとってプラスになることもあるだろうし、マ…

言語だけでは通訳は上手くいかない

孔子も『自分であれこれ考えるのは、学ぶことにおよばない』と言っている。多くの本を読み、多くの物事に接し、先入観をもたずに鋭く観察し、真実のありかを求めれば、信じること疑うことはたちまち入れ替わって、昨日信じていたことが疑わしくなることもあ…

3Dで世界をみよう

新聞や雑誌で出会った英単語が分からず辞書をひきますよね。 そうすると多くの日本語訳が丁寧に辞書には出てきます。ありがたいのですが、その英単語のもつ本当の姿が見えないのです。 英英辞書をひくとたとえば二種類の意味があって、それぞれ一行か二行に…

人生は時間だから

人生には限りがあります。 私も、誰にでも、ピリオドが打たれる時がいつかは来ます。いつになるかは、神のみぞ知るですが。 一日にも限りがあります。 私たちの体力にも限りがあります。 時間がないのは、プライオリティをつけていないからです。 人間充実し…

インプット音源

www.csis.org CSISのポッドキャストに関して前回触れました。 通訳訓練にも使えると書きましたが、トランスクリプトが載っているからです。CSISのポッドキャストなだけあって、崩れた文章構成が少ないのもイイです。音声が速いリプロダクションにも使えます…

質の良いインプットでアウトプットを下支え

...You don't have time to learn a lot. The knowledge is just spent... CSIS(戦略国際問題研究所)Center for Strategic and International Studies |のPodcastは視野が広がり、安全保障や防衛分野の背景知識、単語増強に役立ち、通訳訓練にも使えます。…

英語の理解2ー読むことは底上げの前提

英語の理解で 英語力や通訳力は結局理解力と発信力のことだと思うと話をしました。 英語を理解する上で速いものになかなかついていけない人は、リーディングに偏っているかもしれない話をしました。 少し補足します。 読むことは非常に大切です。英語力や通…

リプロダクションの効能

リプロダクションは何度も聴いて完成させるのでなく、一度ですべて再生するつもりでやると効果がグンとあがると思います。 どんな文章がくるか分からないから一回流して聴いてみようとすると、一度で聞き取る緊張感がなくなります。でも逐次通訳の現場ではス…

英語の理解

英語力、通訳力、といいますが、何を意味しているのか。 端的に言うとどちらも理解力と発信力のことだと私は思っています。通訳は、それを違う言語で発信することです。 発信力についてはまた次回以降。 理解力は、 相手の言うことを正しく理解することです…

自戒のすすめ

異論を出して議論し、事物の心理を求めるのは、まるで逆風のなか船を進めるようなものだ。右に、左に、波に揺られ風に逆らい....目的地までの進み具合からすればわずか十、二十キロにすぎない。...そこで争われる説というのは、疑いの一点を原因として生まれ…

自分のことは本当によく分かってないのが、ヒト

どうしたら効率よく効果的に脳を使えるか、私たちの知らないところで脳はどう動いているのか知ることは、生きていく上で大きな後押しになります。 「わたし」が生きていると思っていても、脳が全てを司っているので脳を知るということは自分をよりよく知ると…

プロの姿勢

通訳者という職業についていると電車に揺られ通勤、自宅で主婦、学校へ行くなどの通常の生活をしていては直接会わないであろう人たちと接し、さらにそうした方々の声となって通訳をします。 皇室であれば皇族の方々、 官公庁であれば各府省庁幹部から政権幹…

持ち時間を賢く使おう

通訳者としての腕をあげるには、トレーニングしかありません。仕事をしても、腕があがるほど大きな要素にはなりません。これは私が日々感じていることです。仕事をすれば慣れはしますが、腕はあがりません。基本的に自分の持つ力の範囲で対応しているだけで…

逐次通訳をきっかけに思うこと

逐次通訳は同時通訳よりも全体通訳能力があらわになります。 同時通訳をやっていても通訳能力から単語力、理解力、構文力、様々なことが明らかになりますが、逐次通訳は理解力と表現力が大きく露呈されます。 時間的制約がないわけだし、どんな表現をしても…

英語にふれる機会などについて

日常生活の情報収集に日本語の新聞だけでなく、英字新聞を購読すると圧倒的に質のある英語に触れる機会が一気に増えます。 どんなに忙しくても(購読すれば当たり前ですが)容赦なく毎日届きます。デジタル版で読んでいる時もありましたが、紙の方が目に優し…

英語から日本語への同時通訳に必要なこと

同じことを話すのにも、英語より日本語の方が長いです。 しかも英語の方が速く話しやすい言語です。 大体、日本語は速く話すような言語ではありません。 この違いが英語から日本語の通訳を難しくしていることは否めません。 人によって同時通訳のプロセスを…

文房具

みなさん通訳するときに、勉強に、議事録をとる時に、何を握っていますか 文房具を変えたからといって悲しいかな、実力が上がるわけではありませんが、書き心地は握るペンによって異なるのは本当です。持つペンによって気分が変わるのも本当です。 一人とし…

このブログを読んでくださるあなたへ

このブログはですね、初めから読んでいる方はご存知でしょうが、失恋したことがきっかけです。 失恋してなぜブログなんだ、とお思いでしょう。私にも分かりません。もう数年前の話で、相手は国内にすらいません。(今はたまには電話もする友人です) それが偶…