通訳者Mのブログ

通訳と、人生と。

2つの心構え

2つのマインドセットが必要です。

 

1つは、知らなかった単語に出くわしたら、今出会えてよかった、という心構え。凹むことはないと思います。凹んだところで知らなったという現実が変わるわけではないのだし。その単語が使われた文章をたくさん見て応用して文章を作ってみて、次に使える可能性が高くなります。熟語も構文も、同じことです。

英語だけでなく、どんな仕事でもどんな局面でも言えることですが、

今来たマイナスをプラスに一つでも多く変えていきましょう、ということです。

 

 

2つめは、どんなに褒められても井の中の蛙にならないようにする心構えです。褒められるとうれしいですし、自信にもなります。良いことです。良いことをこれからも意味のあるものにするためには褒められたところはそれとして受け止めて、まだまだなんだ、と自ら思うことが大事だと思います。

 

 

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社内通訳者にとって『慣れあい』が一番、次のステップに行こうというときの足かせになります。精神的にも、スキル的にも、です。だから常に来る仕事に真剣に向き合って120%で行くことは大事だし、フリーランスがその場限りであるように、普段接することの出来ない人物に評価頂けたら客観的なフィードバックが頂けてラッキーです。

実力をサイエンスしよう。

科学的に元気になる方法集めました  

 

これは...パフォーマンスベースで仕事されている方は読まないとむしろ損です。

こういう書籍に懐疑的な方こそ読むべきだと思います。学会で発表された権威ある論文を根拠としたパフォーマンス向上、ストレス軽減のアドバイスがたくさんです。

 

実際に私もこの中からいくつか試してみましたが、朝から同時通訳パフォーマンスが(自分でいうのもどうかと思いますが、でも!)冴えていました。

 

アスリートもそうですが、能力だけでなく、体、脳、食事、トータルで自分を管理していくことがパフォーマンス向上につながりますね。

同時通訳備忘録 / ABCをACBの順で。

同時通訳の際、基本的には聞こえてきた順にどんどん出していく。

が、しばらく流されて一番直近で聞こえてきたところをやってから3語くらい戻って出して文章をつなげるとうまくいくことがある。

 

A Z C と言われて、

 

A出す、Zときて、「あーなんていうんだっけ」なんてやってる間にCと言われます。

先にCを出しちゃう。

アウトプットする際にはもう英語を考えてませんから、Cと言っているときにZを出す準備をする。

まずはスピードを上げてから

教習所ではカーブに来たらスピードを落として、と教わります。


首都高速の右車線でカーブが来てスピードを落としていたら事故になります。



首都高速でカーブが来たらスピードを上げるのです。


変化がきたら身構えないで、むしろその変化に乗るのです。加速することでより滑らかになります。


人はわけの分からないものがでてきた時、持ちうる情報をもとにそれが何かを特定しようとします。それでスピードが落ちるのです。


加速して流れに乗ってから考えればいいのです。


スピードがある人の方が成果物のクオリティが高いのと同じです。スピードがあれば本能的に頭が回転せざるを得ません。運転していてスピードが出ているのに頭が回転しなければあの世行きです。


答えが分かってから手を挙げるのではなく、手を挙げてから答えを考えるのです。

おんがくとわたしと。

風を感じる曲が好きです。
速さを感じる曲も。
リズムも感じる曲が好きです。


あるときは流して聞いている歌詞が耳にとどまるときがあります。



どこまでも強く強く尖らせた光で

誰よりも速く速く風さえ追い越して


浜崎あゆみのtoo late
聴く度にどんな心境で書いたのかしら、
話してみたいなと思います。


上の2つは同時通訳をやり終わった時の頭の感覚にすごく近くて、光で出来た線が何かを求めて前に進んでいる感じ。


音楽、切り離せない存在です。
集中したいとき、リセットしたい時、考え事したい時、音楽手放せません。

リスニングと通訳を同じに。

耳から入る情報を100にすること。

出すときも意味を100出すこと。

フリーでも社内通訳者でも、どっちでもいいんじゃない?

会社という組織に属していると会社のやり方に不満を言う人に遭遇することがあります。会社のやり方を小さい、スケールが足りないとい見下す人。

 

それを聞いていて、私は

『その会社を選んだのはあなたであって、誰も頼んでいないと思うけど』

『それぞれ目指したい方向性、興味が違うのだから、自分の方向性だけが正しいと考えるのはそれこそ視野が狭いのでは』と思いました。

 

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誰かの口を通じて自分が教わっている、という考え方、わたし好きなんです。それを聞き流すことだってあるだろうけど、何か教えてくれていると思えば自分が成長出来ますもんね。

 

 

上に挙げた話は通訳にも同じことが言えるよな、としみじみ感じました。

つまり、誰もがフリーランスで生きていくことが正しい訳ではないということ。

 

フリーランスの通訳者でいるには一定のスキルがなくては食べていけません。

社内通訳者は一定のスキルが必ずしもなくても、社内の事情に精通し、専門用語が徐々に常識になり、業界の様相も分かってくれば社内通訳者としてのスキルは上がります。

 

 

だからといってフリーランスが偉い訳ではない。

むしろフリーランスが飛び入りするよりも社内通訳者が安定して仕事してくれた方が物事に精通していて仕事がスムーズに進むことがある。

組織に属して、安定して収入を得られる。

当たり前のことを当たり前に出来る自信になる。

一つのことを深くやって得られる感覚がある。

 

 

フリーランスとして生活が成り立つということは

通訳者としての即席で機能する実力があるということ。

組織に属さずにある程度自分でスケジュール管理が出来るし、

ずっと同じ人の通訳をしないから飽きないし、

普段会えないような人物の通訳をすることも出来たり、

何よりも実力で自分は食べているという自信になる。

 

 

 

どちらがすごいかではなく、これは完全に選択の話だなあと。

 

 

 

最初に書いたように、

『それぞれ目指したい方向性、興味が違うのだから、自分の方向性だけが正しいと考えるのはそれこそ視野が狭いのでは』と思います。

 

 

十人十色でよいのです。

自分の生き方にこだわればよいのです。他人は関係ない。

そして他山の石です。成長するにはそういう視点、必要だなあと思うこの頃です。